小督さんのブログ
ブログ
古き屋敷に住まうもの
子供の頃、田舎にある祖母の家には怖くて怖くて入れない部屋がありました。
その部屋は北向きで、日当たりが悪いので日中でも薄暗く、
鬼の面が飾っており(今思えば般若だったのかも)、
いつも何者かが潜んでいるかのように思えました。
台所には十分な役目を果たした竈(かまど)。
お風呂は湯船に入る時に板を沈めて入る、五右衛門風呂。
トイレは母屋から離れた別棟にあり、汲み取り式で俗に言う、ポットン。
あらためて見回すと、
部屋のひとつひとつに
調度品のひとつひとつに
何者かの気配を感じたものです。
昔はどの家にも守っている神さまが居たという。
敷地内に住んで家を守るのは屋敷神
台所には竈神
井戸には水神
トイレには厠神
そして
床の間には祖霊が降りる場所とされていたそうです。
祖母の家や先月宿泊した農家民宿のたらいち邸には、
家を守るためのたくさんの神さまがいたのでしょう。
たくさんの神さまに守られた家。
そういう家に私たちはもう住めないのかもしれません。
-
タグ:
屋根にワラが付いていて床が土でお風呂をマキで沸かす家
お風呂入る時に木の板をお風呂の底に引く感じ
玄関が底上げで高く靴を脱ぐのにひと苦労
窓はガラスではなかったけど紙だった
家の中は大木が屋根を支えていて柱の木がめっちゃ大きい
フローリングもワラだったかな
外壁にフマキラーとゆう鉄のポスターが貼ってありました
滋賀って書いてあるから近いけどわたしが行った場所は岐阜だったよ
懐かしいです^ ^
祖父母の家が昭和ガラスでこんな感じでした^ ^
開ける時に多少重くて開ける時に「キリキリ」といった音が鳴ってました
こういう昭和風な様式好きなんですが、やはり維持費がかかるんですね
古い竈門など風情がある家ですね
こういった家はこれからなかなか見れなくなってくるのでしょうね
前の京間のお宿もそうですが、このような風情のあるお宿をよくご存知ですね^ ^