じろちゃんさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ19件目 / 全72件次へ »
ブログ

なんじゃ?日本

G20が閉幕し最初に開く日本市場に注目が集まったが、特に材料視されることもなく、むしろ寄り付き直後は7-9月期の日本のGDP速報値が前期比年率0.4%減と約7年ぶりに2四半期連続のマイナス成長となったことが嫌気され一時-250円8218円まで下げた。
しかしその後公的資金流入の観測から先物主導で戻し後場すぐに+300円8767円までつける場面があった。午後2時過ぎから下げに転じ結局+60円8522円と小幅高で続伸で引けた。

先週末のNY市場と同様乱高下を繰り返し「なんじゃこりゃ」相場だ。どうも10/10安値8115円を割らせたくないというPKO相場のようだ。このような相場操縦はいずれしっぺ返しを喰らうことになるであろう。

金曜日の寄りで空売りした郵船(9101)は主力株の中では売り気配の状態が長かったためひとまず寄りで返済。
悪材料続出の中理由なく上がる日経平均を見て後場からは海運株中心に再度空売りを実行。
タイミングはばっちりだったが終値ベースではあまり大きな値幅は取れなかったので持ち越し。
今晩NYが上げて日経平均先物も急上昇するようなら素直に明日は処分することも想定している。

さて、今週から来週にかけての株式市場を動かす大きな要因として、米国のビックスリー救済問題が注目される。
今晩の17日から米国議会でビックスリーへの250億ドルの支援に対する審議が始まり、18日と19日でビックスリーの公聴会が行われ、19日にも裁決に持っていくというスケジュールが組まれている模様。

ビックスリー救済の問題点としてはモラルハザードの問題、WHO問題(欧州では米国が支援を決定したらWHOに提訴すると表明している)が挙げられる。
もちろん救済できない場合は倒産リスクが高まり株式市場はリーマンショック以来の暴落も視野に入れなければならない。
この重要な時期に日本は週末から3連休となるため大きく買い上がる要素はないと見ており、今しばらくは空売り株はキープしておくつもり。

現在、CME先物はNYダウ-180ドル(先週末比)と雲行きは怪しく、NIKKEI225は-110円(本日終値比)と小幅安水準、欧州市場は-2%前後と軟調、為替は96.50と円高傾向。
例によってNY市場は引け際のマジックがあるので予見することは難しい。

(今日のトレード)
空売り返済:郵船(9101)
空売り:郵船、新和海運(9110)、飯野海運(9119)、ニチハ(7943)
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。