映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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NY大幅下げ、住宅金融機関への公的資金注入催促か

NYは、11479.39(‐180.51)と、思いのほか大きな下落となってしまった。政府系住宅金融機関の決算が予想以上に悪く、資本不足に陥るというので、金融不安が再燃した格好である。水準としては、雲の下限11567、転換線11576を割り込み、直近安値11450を試す動きとなる。直近の高値にとどかず、目先下げの展開になってしまった。まだぎりぎり下値支持線を守っているようにみえるが、ここをさらに切ってくれば、基準線11347あたりまで下げてしまい、下げに転換する可能性もある。週足についても転換線11575を切ってきてしまった。まだ下値支持線はまもっているようにみえるが、転換線を回復できないと、中期でも上昇のモメンタムがなくなる可能性がある。月足の転換線が基準線をきっており、月足のMACDがゼロを切る寸前ということで、長期での下落圧力もあると思うが、8月安値11221をきるようなころがなければ、7月底値の上昇トレンドは一応キープしていると考えられる。今日の下落で、短期 中期指標が弱くなり、先行きは不透明になってきたが、政府系金融機関への公的資金の投入などが具体化されれば、雰囲気は大きく変わるかもしれない。

昨日18日の日経平均は13165.45(+146.04)とかなり大きく上昇した。ヘッジファンドの解約売りが一巡したといわれているが、水準としては、日足基準線13137.33をわずかにこえたところ。転換線13197.89をいったん上抜けたが上ひげとなって、転換線の下でひけており、転換線あたりの上値の重さを感じさせる足となっている。日足の上値抵抗線が、綺麗に日経平均を押さえつけている。週足も、143146の基準線のすぐ近辺でぴたりととまっている形で、上昇トレンドを取り戻したとはとてもいえない。心配なのは、週足転換線が下降しており、このままいくと、2-3週で基準線を割りかねないところに落ちてきていることだ。TOPIX日足は、転換線が基準線をすでにデッドクロスしているが、その転換線1260.65をかろうじて守っているところで、上値の抵抗線で完璧におさえられている。週足TOPIXは、基準線1294.38に届いておらず、週足転換線が週足基準線とまさにデッゴクロスする寸前となっており、こちらも上値の抵抗線をひくとそのラインでぴたりととまっている。どうにも、TOPIXも日経平均も頭が重い展開だ。

原油の下落、為替のドル高については、トレンドは依然として明確である。NYの下げが為替のトレンドをかえるところまで来ていないというのは日本にはいいサインかもしれない。にもかかわらず、東京の腰も定まらないので、NYにまたつれ下げになるかもしれない。
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