TAROSSAさんのブログ
シャープが事業分社化に合わせ来月から管理職半減へ
経営再建中のシャープは、管理職のポスト(現行約1100)を半減以下の約500にスリム化することを柱とした組織改革を発表したそうです。
組織を簡素化して、意思決定を迅速化する狙いで、10月1日に社内を事業ごとに分けるカンパニー制を導入するのに併せて実施するそうです。
また、高橋社長が2013〜14年にロボットや医療分野などの新規事業開拓を狙って鳴り物入りで新設した「新規事業推進本部」と「市場開拓本部」は既存事業との重複が目立つとの理由から廃止するそうです。
組織改革では、事業部門や事業部を統廃合した上、副本部長や副事業部長など「副」の付く役職を廃止し、従来は最大8階層だった意思決定プロセスを原則、カンパニー社長−事業部長−部長の3階層にするそうです。
事業規模が大きい家電が主力の「コンシューマーエレクトロニクスカンパニー」と、液晶を担う「ディスプレイデバイスカンパニー」は事業本部長を加えた4階層の意思決定とし、この結果、管理職は約600(部門長400、副部門長200)減るとのことです。
社内分社は5つのカンパニーで構成し、「コンシューマーエレクトロニクス」など2分社のほか、センサーなどを扱う「電子デバイス」、複写機などを扱う「ビジネスソリューション」、太陽電池などを扱う「エネルギーソリューション」を設けるそうです。
各カンパニーがそれぞれ製品開発から生産、販売まで一貫して行い、責任と権限を明確にするそうです。
各カンパニーには事業を統括する社長と、補佐役のEVP(エグゼクティブバイスプレジデント)を2〜6人置き、国内営業本部を廃止し、各カンパニーに割り振るほか、中国代表を除く海外代表も廃止、各カンパニーが海外の地域統括会社と協力し市場開拓などに当たるとのことです。
液晶事業を担うディスプレイデバイスカンパニーには4600人を配置し、競争力を強化するため、外部から出資を受けることを検討するそうです。
減った管理職の人はどうなっちゃうんでしょうね。
降格なんでしょうか。
給与も減らされそうですね。