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グローセルのニュース
■中長期成長戦略
2. ルネサスエレクトロニクス製品への取り組み
グローセル<9995>はその設立の経緯(イーストンエレクトロニクスとルネサスデバイス販売が合併して誕生)から明らかなように、ルネサスの特約店として成長を遂げてきた。現状では、売上高の約80%弱をルネサスエレクトロニクス製品が占めているが、ルネサス側から見ても、同社は重要な特約店の1つと言えるだろう。
そのため、今後の成長戦略の柱として「ルネサスエレクトロニクス製品への取り組み」を掲げているが、特に以下の3つの重点施策を実行していく方針だ。
・Winning Combination/Cross Sell※ の徹底推進
・産業分野:監視システムのバッテリレス・AI化
・自動車分野:安全と安心のバッテリ監視とセキュリティ
※Winning Combinationとはルネサス製MCUと旧インターシル・IDT製品のキット販売
Cross Sellとはルネサス製品と特約店独自商材とのキット販売
また以前から注力してきた「デザイン-イン」の強化・拡大も継続する。「デザイン-イン」とは、新製品への採用内定を指す。顧客が新製品開発を進める初期段階から計画に参画し、顧客ニーズを満たすようなソリューション提案を行っていく必要があるため、顧客との信頼関係が厚く、期待に応えられるだけの技術力がないと参画はできない。
(1) 2022年3月期の「デザイン-イン」目標は455億円
2021年3月期のルネサスエレクトロニクス製品のデザイン-イン金額(売上高ではなく、数年間にわたる生涯売上見込の累計額)は、418億円(自動車分野308億円、産業分野ほか110億円)であったが、2022年3月期は455億円(同335億円、同120億円)を目指している。
2021年3月期の主なデザイン-イン事例としては以下のようなものがあった。
(2) 主要3分野での拡販への取り組み強化
同社では、「ADAS/AD」「スマートファクトリー」「スマートインフラ」をデザイン-インの重要分野と定めて取り組んでいる。技術的な課題としては、「コネクティビティ」「センシング」「セキュリティ」「ローパワー」がキーワードとなっている。
(3) 「Winning Combination/Cross Sell」を提案
以前のように各商材(部品)を単体で販売するのではなく、ルネサスの補完的な製品ポートフォリオをもとに高競争力・高付加価値なMCU+旧インターシル+旧IDT製品を組み合わせたWinning Combination/Cross Sellを提案していく。例えば従来の「ルネサス製品」だけであれば、下図の薄水色の部分しか対象にできないが、「ルネサス+旧インターシル+旧IDT」の組み合わせによって、次の図の青色の部分も対象とすることができる。
(4) バッテリレスソリューション(環境、効率化)
環境発電活用でリアルタイム監視でもバッテリメンテナンスフリーを実現。メンテナンス・コスト、頻度を抑えることができる。
(5) AIソリューション(生産現場・高効率化)
カメラAIソリューション:カメラ単体でAI処理を実現。設置場所、増設が容易。また消費電力では同等性能のAI_Soc比で約1/3の消費電力(RZ/V2M)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<NB>
2. ルネサスエレクトロニクス製品への取り組み
グローセル<9995>はその設立の経緯(イーストンエレクトロニクスとルネサスデバイス販売が合併して誕生)から明らかなように、ルネサスの特約店として成長を遂げてきた。現状では、売上高の約80%弱をルネサスエレクトロニクス製品が占めているが、ルネサス側から見ても、同社は重要な特約店の1つと言えるだろう。
そのため、今後の成長戦略の柱として「ルネサスエレクトロニクス製品への取り組み」を掲げているが、特に以下の3つの重点施策を実行していく方針だ。
・Winning Combination/Cross Sell※ の徹底推進
・産業分野:監視システムのバッテリレス・AI化
・自動車分野:安全と安心のバッテリ監視とセキュリティ
※Winning Combinationとはルネサス製MCUと旧インターシル・IDT製品のキット販売
Cross Sellとはルネサス製品と特約店独自商材とのキット販売
また以前から注力してきた「デザイン-イン」の強化・拡大も継続する。「デザイン-イン」とは、新製品への採用内定を指す。顧客が新製品開発を進める初期段階から計画に参画し、顧客ニーズを満たすようなソリューション提案を行っていく必要があるため、顧客との信頼関係が厚く、期待に応えられるだけの技術力がないと参画はできない。
(1) 2022年3月期の「デザイン-イン」目標は455億円
2021年3月期のルネサスエレクトロニクス製品のデザイン-イン金額(売上高ではなく、数年間にわたる生涯売上見込の累計額)は、418億円(自動車分野308億円、産業分野ほか110億円)であったが、2022年3月期は455億円(同335億円、同120億円)を目指している。
2021年3月期の主なデザイン-イン事例としては以下のようなものがあった。
(2) 主要3分野での拡販への取り組み強化
同社では、「ADAS/AD」「スマートファクトリー」「スマートインフラ」をデザイン-インの重要分野と定めて取り組んでいる。技術的な課題としては、「コネクティビティ」「センシング」「セキュリティ」「ローパワー」がキーワードとなっている。
(3) 「Winning Combination/Cross Sell」を提案
以前のように各商材(部品)を単体で販売するのではなく、ルネサスの補完的な製品ポートフォリオをもとに高競争力・高付加価値なMCU+旧インターシル+旧IDT製品を組み合わせたWinning Combination/Cross Sellを提案していく。例えば従来の「ルネサス製品」だけであれば、下図の薄水色の部分しか対象にできないが、「ルネサス+旧インターシル+旧IDT」の組み合わせによって、次の図の青色の部分も対象とすることができる。
(4) バッテリレスソリューション(環境、効率化)
環境発電活用でリアルタイム監視でもバッテリメンテナンスフリーを実現。メンテナンス・コスト、頻度を抑えることができる。
(5) AIソリューション(生産現場・高効率化)
カメラAIソリューション:カメラ単体でAI処理を実現。設置場所、増設が容易。また消費電力では同等性能のAI_Soc比で約1/3の消費電力(RZ/V2M)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<NB>
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