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日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の5万0470円(-0.23%)前後で推移。寄り付きは5万0560円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万0485円)を上回り、小幅な下落で始まった。寄り付きを高値に利食いに伴うロング解消の動きになり、5万0240円まで下げ幅を広げた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後は5万0400円を挟んでの保ち合いを継続。終盤にかけて5万0300円をつける動きもみられたが、日米首脳会談で日米同盟を引き続き深化させる方針で一致、経済分野の連携も確認されたことで、前引けにかけて下げ幅を縮めている。
日米首脳会談の内容を見極めたいとするムードもあってか、膠着感の強い相場展開だった。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]が買われ、日経平均型を支えている。引け後に決算を控えているアドバンテスト<6857>[東証P]は売りが先行したものの、前日比変わらずに戻していることで、ショートを仕掛けにくくさせる。
日経225先物は5万0500円をキープできず、前場はオプション権利行使価格の5万0250円から5万0500円辺りでの狭いレンジでの取引だった。日米首脳会談を終えて材料出尽くし感もあり、節目の5万0500円近辺での上値の重さが意識されるようだと、前日の大幅上昇の反動もあって、利食いに伴うロング解消の動きが続きそうである。
NT倍率は先物中心限月で15.24倍に上昇した。21日につけた15.25倍に迫るなか、いったんはNTロングを巻き戻す動きに向かわせる可能性はありそうだ。もっとも、ボリンジャーバンドの+2σ(15.37倍)辺りがターゲットとして意識されやすく、方向性としてはNTロングに振れやすいだろう。
株探ニュース
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