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日経225先物は11時30分時点、前日比20円安の3万8700円(-0.05%)前後で推移。寄り付きは3万8600円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8580円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き時に付けた3万8510円を安値に下げ渋る動きをみせており、終盤にかけてプラス圏を回復する場面も見られた。
日経225先物は、売りが先行したものの、日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、底堅さは意識された。6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)では、日経平均型、TOPIX型ともに金額ベースで若干の売り越しとなり、SQ値は概算で3万8535.35円だった。日経平均株価はSQ値を上回っての推移となり、ショートを仕掛けづらくさせている。
また、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が再び1万円台に乗せてきており、日経平均株価を支えていることもセンチメントを明るくさせている。日銀会合の結果判明後は荒い値動きをみせてくる可能性があるものの、SQ値に接近する局面では押し目狙いのロング対応。リバウンド基調が強まる展開においては、13週移動平均線をクリアできるかが注目される。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.11倍に低下した。朝方に14.20倍を付ける場面もみられたが、終盤にかけて低下傾向となっており、14.13倍に位置する200日線を下回ってきた。日銀会合の結果を前にしたリバランスの動きのようであり、結果判明後は再びNTロングにシフトする可能性はありそうだ。
株探ニュース
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