大庄が反落、店舗改装・閉鎖の上乗せ響き１６年８月期営業利益予想を下方修正

　大庄<9979.T>が反落している。１３日の取引終了後、１６年８月期の連結業績見通しについて、売上高を７０１億５０００万円から６９２億５０００万円（前期比２．１％減）へ、営業利益を１０億１０００万円から６億円（同３．２倍）へ下方修正したことが嫌気されている。

　不採算店のリストラクチャリング策を一層強化し、下期の店舗改装や店舗閉鎖の計画数を大幅に増加させたことで、既存店売上高の減少が見込まれることが要因という。また、店舗改装の増加で諸費用の増加が見込まれることや、賞与引当金計上を割り増ししたことも利益を押し下げるという。なお、純利益は固定資産売却益４７億６１００万円を特別利益として計上する影響で、４億３０００万円から１７億４０００万円（前期２０億４９００万円の赤字）へ上方修正している。

　同時に発表した第２四半期累計の連結決算は、売上高３４９億７００万円（前年同期比１．４％減）、営業利益６６００万円（前年同期５億３４００万円の赤字）、最終損益２億８００万円の赤字（同４億４３００万円の赤字）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）