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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年9月27日11時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
中国版リーマンショックを引き起こす可能性があると懸念される今回の恒大集団の債務問題は、中国の債権者だけではなく世界中を巻き込みました。恒大集団が抱える負債総額はおよそ33兆円とも言われており、同社には海外の大手投資銀行や日本のGPIFも投資している事が明らかになっています。
不安感から一時は3万円を割った日経平均ですが、9月23日が期日となる人民元建て債の利払いを実施するとの発表が好感されると、意外にもすぐに反発して再び3万円台に戻りました。自力での経営立て直しは困難と思われながらも、何らかの形で中国当局が介入するとの楽観論も市場に広がっているようです。ただ、ドル建て債券の利払いができなかった事を米メディアが報じている事は引き続き懸念です。
同社のマンション建設は遅延しており、鉄鉱石の先物価格が下落するなどの影響もあるようです。鉄鋼メーカーにとっては好材料ですが、中国当局による急な政策転換も想定しておく必要があります。利払いは2022年1月まで毎月あるとの報道もされており、その他の経営コストへの支出も含めるとリスクが完全に払拭されたわけではありません。
以前より多くの投資家が中国の不動産バブルを警戒していた事は確かです。それでも市場がすぐに反発したのは、過去にリーマンショックやユーロ危機、そしてコロナさえ乗り越えて来た自負があるのかもしれません。恒大集団のリスクは歴史の1ページになり得るのか…あたくし達、投資家に出来ることは、どんな困難も乗り越えられる銘柄に投資するのみです。その上で今後強含む可能性を見る鉄鋼関連株、業績好調の株を中心に選んでみましたよ。
日本製鉄系の磨き棒鋼大手であるサンユウ<5697>は、鉄鋼関連としての思惑があるようです。22年3月期の決算予想も好調で、チャート(日足)は直近で動意しました。緩やかに上昇トレンドを描いているので中長期でも監視したいです。
ステンレス鋼商社のUEX<9888>は、9月17日に上方修正を発表すると動意しました。子会社の半導体関連向けの需要も拡大しているようで、これからの業績も注視したいところです。PER・PBRもかなり割安水準である事も注目ですな。
自動車用鍛造品を主力とするメタルアート<5644>は、8月5日の決算発表で増益着地と併せて上方修正を発表すると、過去最高益を8期ぶりに更新する見通しです。決算後の動意から調整を挟んで、再び物色が入っている模様です。
9月17日に上方修正を発表後に年初来高値を記録した日本タングステン<6998>は、自動車業界などの製造業を中心とする好況によって需要拡大したようです。株価が上昇した後もPER・PBRは割安水準ですので、投資妙味がありますな。
自動車・半導体向けセラミックファイバー製品や工業炉向けの断熱関連製品などを手掛けるイソライト工業<5358>も、9月17日に上方修正を発表すると年初来高値を更新しております。同社の技術力や独自性には定評があり、テーマ性も人気化の余地ありですねぇ。
最後は循環器疾病に特化した医療機器販売会社であるディーブイエックス<3079>です。9月15日の上方修正後に動意して年初来高値を更新。調整したところを押し目と考えると、注視したいところです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2021年9月27日11時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
中国版リーマンショックを引き起こす可能性があると懸念される今回の恒大集団の債務問題は、中国の債権者だけではなく世界中を巻き込みました。恒大集団が抱える負債総額はおよそ33兆円とも言われており、同社には海外の大手投資銀行や日本のGPIFも投資している事が明らかになっています。
不安感から一時は3万円を割った日経平均ですが、9月23日が期日となる人民元建て債の利払いを実施するとの発表が好感されると、意外にもすぐに反発して再び3万円台に戻りました。自力での経営立て直しは困難と思われながらも、何らかの形で中国当局が介入するとの楽観論も市場に広がっているようです。ただ、ドル建て債券の利払いができなかった事を米メディアが報じている事は引き続き懸念です。
同社のマンション建設は遅延しており、鉄鉱石の先物価格が下落するなどの影響もあるようです。鉄鋼メーカーにとっては好材料ですが、中国当局による急な政策転換も想定しておく必要があります。利払いは2022年1月まで毎月あるとの報道もされており、その他の経営コストへの支出も含めるとリスクが完全に払拭されたわけではありません。
以前より多くの投資家が中国の不動産バブルを警戒していた事は確かです。それでも市場がすぐに反発したのは、過去にリーマンショックやユーロ危機、そしてコロナさえ乗り越えて来た自負があるのかもしれません。恒大集団のリスクは歴史の1ページになり得るのか…あたくし達、投資家に出来ることは、どんな困難も乗り越えられる銘柄に投資するのみです。その上で今後強含む可能性を見る鉄鋼関連株、業績好調の株を中心に選んでみましたよ。
日本製鉄系の磨き棒鋼大手であるサンユウ<5697>は、鉄鋼関連としての思惑があるようです。22年3月期の決算予想も好調で、チャート(日足)は直近で動意しました。緩やかに上昇トレンドを描いているので中長期でも監視したいです。
ステンレス鋼商社のUEX<9888>は、9月17日に上方修正を発表すると動意しました。子会社の半導体関連向けの需要も拡大しているようで、これからの業績も注視したいところです。PER・PBRもかなり割安水準である事も注目ですな。
自動車用鍛造品を主力とするメタルアート<5644>は、8月5日の決算発表で増益着地と併せて上方修正を発表すると、過去最高益を8期ぶりに更新する見通しです。決算後の動意から調整を挟んで、再び物色が入っている模様です。
9月17日に上方修正を発表後に年初来高値を記録した日本タングステン<6998>は、自動車業界などの製造業を中心とする好況によって需要拡大したようです。株価が上昇した後もPER・PBRは割安水準ですので、投資妙味がありますな。
自動車・半導体向けセラミックファイバー製品や工業炉向けの断熱関連製品などを手掛けるイソライト工業<5358>も、9月17日に上方修正を発表すると年初来高値を更新しております。同社の技術力や独自性には定評があり、テーマ性も人気化の余地ありですねぇ。
最後は循環器疾病に特化した医療機器販売会社であるディーブイエックス<3079>です。9月15日の上方修正後に動意して年初来高値を更新。調整したところを押し目と考えると、注視したいところです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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