決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … オムロン、ＮＥＣ、協和キリン (10月29日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月28日から29日の決算発表を経て30日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.4　協和キリン <4151>
　19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比41.2％減の334億円に落ち込み、通期計画の470億円に対する進捗率は71.2％にとどまり、さらに前年同期の77.5％も下回った。

▲No.6　アサックス <8772>
　20年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比10.9％減の19.2億円に減り、通期計画の39.3億円に対する進捗率は48.9％となり、5年平均の49.0％とほぼ同水準だった。

▲No.7　山パン <2212>
　19年12月期の連結経常利益を従来予想の305億円→274億円(前期は266億円)に10.2％下方修正し、増益率が14.5％増→2.9％増に縮小する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3778> さくらネット 　東１　　 -9.43 　 10/29　　上期　　　 56.73
<9697> カプコン 　　　東１　　 -5.64 　 10/29　　上期　　　 35.98
<3771> システムリサ 　東１　　 -4.64 　 10/29　　上期　　　 67.86
<4151> 協和キリン 　　東１　　 -4.43 　 10/29　　　3Q　　　-41.19
<6701> ＮＥＣ 　　　　東１　　 -4.28 　 10/29　　上期　　　111.77

<8772> アサックス 　　東１　　 -3.66 　 10/29　　上期　　　-10.88
<2212> 山パン 　　　　東１　　 -3.35 　 10/29　　　3Q　　　 -2.77
<3250> ＡＤワークス 　東１　　 -3.13 　 10/29　　上期　　　-61.93
<8892> 日エスコン 　　東１　　 -2.99 　 10/29　　　3Q　　　 30.73
<6645> オムロン 　　　東１　　 -2.87 　 10/29　　上期　　　-12.92

<9830> トラスコ中山 　東１　　 -2.80 　 10/29　　　3Q　　　　2.21
<6967> 新光電工 　　　東１　　 -1.98 　 10/29　　上期　　　　赤転
<8283> ＰＡＬＴＡＣ 　東１　　 -1.72 　 10/29　　上期　　　　0.71
<8622> 水戸 　　　　　東１　　 -1.22 　 10/29　　上期　　　　赤転
<3258> ユニゾＨＤ 　　東１　　 -1.17 　 10/29　　上期　　　-40.02

<8613> 丸三 　　　　　東１　　 -0.75 　 10/29　　上期　　　-25.04
<5214> 日電硝 　　　　東１　　 -0.61 　 10/29　　　3Q　　　-34.28
<6848> 東亜ＤＫＫ 　　東１　　 -0.58 　 10/29　　上期　　　-26.27

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした30日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース