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アイエックス・ナレッジのニュース
■業績動向
1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
アイエックス・ナレッジ<9753>の2023年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比6.5%増の9,798百万円、営業利益が同15.8%増の755百万円、経常利益が同13.6%増の795百万円、四半期純利益が同10.0%増の543百万円となった。
売上高については、コンサルティング及びシステム開発において、金融機関や資産運用事業者、大手ベンダー経由の開発案件が拡大した。また、運用サービスにおいては、大手ベンダー経由のシステム運用・保守案件や基盤・環境構築案件が拡大した。エンドユーザー業種別では金融・証券や情報・通信が、顧客別ではNTTデータグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループなどが大きく伸長した。事業環境としては、コロナ禍で加速したDX化による企業のビジネス変革の動きが継続しており、それを支えるIT需要は堅調に推移した。
営業利益については、期初の想定を超えて2ケタ成長となった。増収による売上総利益の増加に加え、適正な原価管理による売上原価率の低減、働き方改革(リモートワークの推進による通勤費や出張費の削減)や社内DX化(新たに稼働した新基幹システムによる生産性向上)への継続的な取り組みにより、販管費を抑制できたことが寄与した。このほか、近年戦略的に推進している技術者(クラウドやRPA、アジャイル等の専門領域の知識を有する人材)の育成が単価向上につながった。これらの結果、売上総利益率は前期比0.2ポイント改善し20.5%、販管費率は同0.4ポイント改善し12.8%となり、上期の営業利益としては過去最高水準となった。
安全性が高く堅実な財務体質。現金及び預金は豊富で、将来的なM&Aに向けた余力も十分
2. 財務状態と経営指標
2023年3月期第2四半期末の総資産は前期末比79百万円増の11,288百万円となった。このうち流動資産は同88百万円増加したが、これは受取手形、売掛金及び契約資産が157百万円増加したことが主な要因である。固定資産は同9百万円減少と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比207百万円減の4,735百万円となった。このうち流動負債は同200百万円減少したが、これは未払金が133百万円減少したことが主な要因である。固定負債は同7百万円減少と大きな変化はなかった。
純資産合計は前期末比286百万円増の6,553百万円となった。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が346百万円増加したことが主な要因である。
流動比率は300.7%と短期の安全性の目安となる200%を大きく上回る。また、自己資本比率は58.0%であり、中長期の安全性も高い。健全な財務体質を維持しており、戦略の1つであるM&Aに向けた余力は十分であると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<TY>
1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
アイエックス・ナレッジ<9753>の2023年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比6.5%増の9,798百万円、営業利益が同15.8%増の755百万円、経常利益が同13.6%増の795百万円、四半期純利益が同10.0%増の543百万円となった。
売上高については、コンサルティング及びシステム開発において、金融機関や資産運用事業者、大手ベンダー経由の開発案件が拡大した。また、運用サービスにおいては、大手ベンダー経由のシステム運用・保守案件や基盤・環境構築案件が拡大した。エンドユーザー業種別では金融・証券や情報・通信が、顧客別ではNTTデータグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループなどが大きく伸長した。事業環境としては、コロナ禍で加速したDX化による企業のビジネス変革の動きが継続しており、それを支えるIT需要は堅調に推移した。
営業利益については、期初の想定を超えて2ケタ成長となった。増収による売上総利益の増加に加え、適正な原価管理による売上原価率の低減、働き方改革(リモートワークの推進による通勤費や出張費の削減)や社内DX化(新たに稼働した新基幹システムによる生産性向上)への継続的な取り組みにより、販管費を抑制できたことが寄与した。このほか、近年戦略的に推進している技術者(クラウドやRPA、アジャイル等の専門領域の知識を有する人材)の育成が単価向上につながった。これらの結果、売上総利益率は前期比0.2ポイント改善し20.5%、販管費率は同0.4ポイント改善し12.8%となり、上期の営業利益としては過去最高水準となった。
安全性が高く堅実な財務体質。現金及び預金は豊富で、将来的なM&Aに向けた余力も十分
2. 財務状態と経営指標
2023年3月期第2四半期末の総資産は前期末比79百万円増の11,288百万円となった。このうち流動資産は同88百万円増加したが、これは受取手形、売掛金及び契約資産が157百万円増加したことが主な要因である。固定資産は同9百万円減少と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比207百万円減の4,735百万円となった。このうち流動負債は同200百万円減少したが、これは未払金が133百万円減少したことが主な要因である。固定負債は同7百万円減少と大きな変化はなかった。
純資産合計は前期末比286百万円増の6,553百万円となった。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が346百万円増加したことが主な要因である。
流動比率は300.7%と短期の安全性の目安となる200%を大きく上回る。また、自己資本比率は58.0%であり、中長期の安全性も高い。健全な財務体質を維持しており、戦略の1つであるM&Aに向けた余力は十分であると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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