新たな営業活動に期待
SCSKは、住友情報システムとCSKが経営統合したSI企業。今年、創立50周年を迎えると共に、中期経営計画の最終年度となっており、様々な面で期待が持てる期となりそうだ。同社は今期、記念配を予定しているほか、様々な分野で新たなサービスの在り方を模索しており、これらの積極的な取り組みが、新たな成長事業を生む可能性がある。
これまでのところ、基本的な方針としては、既存事業をサービス提供型事業へ転換し、モビリティ事業部の新設による車載システム向け事業事業の拡大などを発表している。
2020年3月期第1四半期決算では、前期比23.7%営業増益となったが、今期予想は前年比6.8%増益としており、今期の業績がこれを上回る可能性は高いと考えられる。
同社の特徴の一つは、金融機関向けシステムにあるが、同社が提供するマネーロンダリング対策システムなどは需要が堅調に推移している。また、今年4月からは、このシステムに顧客管理システムを包含させ、新たな営業活動を始めている。さらに、これらの需要取り込みに加え、AI、車載システムを新たな成長分野として注力している。
株価は、第1四半期決算の発表後、材料出尽くしの感があり、5500円近辺から4700円処まで調整したが、8月6日の安値4735円から一度反発し、その後8月15日には再度同値の4735円まで下落した。株価はその日のうちに大きく戻し、8月16日には4960円で終わっている。第1四半期発表後、比較的大きく調整し、かつ、同値で2番底を形成したことなどから、株価は反発に入る可能性が高いと見る。
これまでのところ、基本的な方針としては、既存事業をサービス提供型事業へ転換し、モビリティ事業部の新設による車載システム向け事業事業の拡大などを発表している。
2020年3月期第1四半期決算では、前期比23.7%営業増益となったが、今期予想は前年比6.8%増益としており、今期の業績がこれを上回る可能性は高いと考えられる。
同社の特徴の一つは、金融機関向けシステムにあるが、同社が提供するマネーロンダリング対策システムなどは需要が堅調に推移している。また、今年4月からは、このシステムに顧客管理システムを包含させ、新たな営業活動を始めている。さらに、これらの需要取り込みに加え、AI、車載システムを新たな成長分野として注力している。
株価は、第1四半期決算の発表後、材料出尽くしの感があり、5500円近辺から4700円処まで調整したが、8月6日の安値4735円から一度反発し、その後8月15日には再度同値の4735円まで下落した。株価はその日のうちに大きく戻し、8月16日には4960円で終わっている。第1四半期発表後、比較的大きく調整し、かつ、同値で2番底を形成したことなどから、株価は反発に入る可能性が高いと見る。