決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ファストリ、セブン＆アイ、いちご (7月13日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月12日から13日の決算発表を経て14日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　フィルＣ <3267>
　23年11月期第2四半期累計(22年12月-23年5月)の連結経常損益は1億4700万円の赤字(前年同期は7700万円の赤字)に赤字幅が拡大し、従来の8000万円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。

▲No.3　ラクトＪ <3139>
　23年11月期第2四半期累計(22年12月-23年5月)の連結経常利益は前年同期比19.3％減の13.4億円に減り、通期計画の32億円に対する進捗率は42.0％にとどまり、5年平均の49.3％も下回った。

▲No.4　不二越 <6474>
　23年11月期の連結経常利益を従来予想の165億円→155億円(前期は171億円)に6.1％下方修正し、減益率が3.5％減→9.4％減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<8237> 松屋 　　　　　東Ｐ 　 -14.58 　　7/13　　　1Q　　　　黒転
<3267> フィルＣ 　　　東Ｐ 　 -14.50 　　7/13　　上期　　　　赤拡
<3139> ラクトＪ 　　　東Ｐ　　 -8.63 　　7/13　　上期　　　-19.28
<6474> 不二越 　　　　東Ｐ　　 -6.74 　　7/13　　上期　　　-19.64
<2337> いちご 　　　　東Ｐ　　 -5.88 　　7/13　　　1Q　　　-37.94

<7420> 佐鳥電機 　　　東Ｐ　　 -5.53 　　7/13　本決算　　　　1.15
<3382> セブン＆アイ 　東Ｐ　　 -5.25 　　7/13　　　1Q　　　-22.83
<8095> アステナＨＤ 　東Ｐ　　 -5.11 　　7/13　　上期　　　-66.11
<4465> ニイタカ 　　　東Ｐ　　 -5.03 　　7/13　本決算　　　 14.00
<2305> スタ・アリス 　東Ｐ　　 -4.28 　　7/13　　　1Q　　　　赤転

<3678> メディアドゥ 　東Ｐ　　 -3.14 　　7/13　　　1Q　　　-27.94
<8904> アバンティア 　東Ｐ　　 -2.93 　　7/13　　　3Q　　　 -6.88
<9716> 乃村工芸社 　　東Ｐ　　 -2.53 　　7/13　　　1Q　　　 83.92
<4668> 明光ネット 　　東Ｐ　　 -2.45 　　7/13　　　3Q　　　-31.90
<8167> リテールＰＡ 　東Ｐ　　 -2.12 　　7/13　　　1Q　　　 28.96

<2722> アイケイＨＤ 　東Ｐ　　 -1.06 　　7/13　本決算　　　　黒転
<2292> ＳＦＯＯＤＳ 　東Ｐ　　 -0.95 　　7/13　　　1Q　　　-22.99
<9983> ファストリ 　　東Ｐ　　 -0.43 　　7/13　　　3Q　　　　2.85
<7487> 小津産業 　　　東Ｐ　　 -0.39 　　7/13　本決算　　　 -6.78
<2153> Ｅ・ＪＨＤ 　　東Ｐ　　 -0.38 　　7/13　本決算　　　　3.54

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした14日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース