【買い】9709：ＮＣＳ＆Ａ

5G関連として注目。

５Gの導入へ向け、総務省が4月10日に事業者への周波数割り当てを行う。

年内に始まる試験運用や来年に控える商用化が迫る中、株式市場では関連株を物色する動きが加速している。

同社の受注状況は、企業のIT投資が高水準で推移する中、あらゆる面のベースをITに置き換える「デジタルト ランスフォーメーション（DX）」の波をとらえており、好調なものになっている。

同社はDXの旗手で、5G分野にも注力するNECの請負を得意としており、今後の受注は更に増加するのではないかと考える。

そのNECは昨年10月にサムスン電子と5G向け基地局の技術開発と営業協力で提携を発表していることからこの辺りに同社が絡んでいくことも予想され大型案件の受注となることへの期待も大きい。

また、同社はホテルや旅館 経営を支える基幹システムにも強みを持っており、インバウンド（訪日外国人観光客）の増加を背景にホテル業界の投資意欲は旺盛であることから、来期以降も同分野が収益を底上げする見通しである。

株価は13週線辺りまでの押し目を形成し、その後は値を戻して来ていることから先月までの上昇に対しての調整は終えたと捉え、今後は業績の好調さやテーマ性の高さから上昇基調になるのではないかと考える。