西尾レント、今期経常を11％上方修正、配当も2円増額

　西尾レントオール <9699> が5月9日大引け後(15:30)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比21.5％増の89.8億円に伸び、従来予想の75億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の120億円→133億円(前期は110億円)に11.1％上方修正し、増益率が8.9％増→21.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比20.0％増の43.4億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の59円→61円(前期は57円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比12.7％増の43.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の11.9％→12.8％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　平成30年９月期通期の業績につきましては、首都圏の再開発工事を始め、工場や物流倉庫の新築工事、高速道路建設工事等の大型現場が順調に推移すると共に、中期経営計画”Beyond2020”における各施策（ICT施工・i-Constructionやインフラメンテナンス、プラント工事を中心とした国内市場の深耕、海外市場の規模拡大、ITを活用した事業インフラの革新）も堅調に推移しております。その結果、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回発表予想を上回ることが予想されます。

　当社は、株主に対する配当政策は経営の最重要課題の一つと位置づけております。通期の業績予想の修正に伴い、期末配当予想を１株当たり59円から2円増配の61円に修正いたします。※予想指標は現時点で入手可能な情報に基づき予測したものであり、リスクや不確定要素が含まれており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。従いまして、当社グループを取り巻く経済情勢、市場動向、競合状況等により実際の業績が記載の金額の予想数値と大幅に異なる可能性がありますのでご承知おきください。なお、１株当たり当期純利益の今回修正予想に関しましては、平成30年９月期第２四半期末の期末発行済株式数（自己株式控除後）を使用しております。