ウィザス、前期最終を一転黒字に上方修正・21期ぶり最高益更新へ

　ウィザス <9696> [ＪＱ] が4月28日大引け後(15:10)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の1.5億円の赤字→6.2億円の黒字(前の期は3.2億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上し、90.8％増益を見込み、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の1.4億円→9.1億円(前年同期は2.8億円)に6.5倍増額し、一転して3.2倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　期中、新型コロナウィルスの感染症の感染再拡大が継続する中、当社グループを取り巻く事業環境は依然として先行き不透明感が続いておりますが、新型コロナ感染防止対策の徹底と迅速なICTの積極的活用による授業内容の充実、対面授業再開時の徹底した生徒個別対応等により学習塾事業においては、生徒数は回復基調となりました。また、高校・キャリア支援事業においては、コロナ禍でも当社独自のICT教育の更なる充実とスペシャリスト育成コースの保持等、生徒第一1/１教育の実践により、他校との差別化が進み、通信制高校への入学者確保が堅調に推移いたしました。更にグループ全社の徹底した各種経費節減に取り組んだ事により、2021年3月期の連結業績予想を上方修正いたします。（注）上記予想は、本資料発表日現在における入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。以上