カナモトは大幅５日続落、償却費負担増響き第１四半期２７％営業減益

　カナモト<9678.T>は大幅安で５日続落し、昨年来安値を更新している。８日の取引終了後に発表した第１四半期（１８年１１月～１９年１月）連結決算が、売上高は４４１億２６００万円（前年同期比４．４％増）、営業利益は３９億１３００万円（同２７．１％減）、純利益は２４億８２００万円（同２７．５％減）と大幅減益となったことが嫌気されている。

　東京五輪に関連する交通インフラ整備や大規模再開発工事などにより、建設機械のレンタル需要が底堅く推移したことから、売上高は増収となったが、堅調な需要に応えるために設備投資を増強し、減価償却費負担が増加したことなどが利益を圧迫した。

　なお、１９年１０月期通期業績予想は、売上高１７５７億円（前期比４．５％増）、営業利益１８４億円（同４．５％増）、純利益１２０億円（同１．２％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：minkabuPRESS