オーエスが反発、「鬼滅の刃」効果で２１年１月期業績予想を上方修正

　オーエス<9637.T>が反発している。前週末１１日の取引終了後、２１年１月期の連結業績予想について、売上高を５５億円から６１億９０００万円（前期比３０．７％減）へ、営業損益を２億９０００万円の赤字から５５００万円の黒字（同９３．８％減）へ、最終損益を２億８０００万円の赤字から７０００万円の赤字（前期５億５２００万円の黒字）に上方修正したことが好感されている。

　新型コロナウイルス感染症の影響は期末まで一定程度残るものとして織り込んでいるものの、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の記録的大ヒットで第３四半期の映画事業の業績が計画を上回ったことが寄与した。

　同時に、未定としていた期末配当予想を１２円５０銭にするとあわせて発表した。年間配当は２５円となり、前期実績に対しては７円５０銭の減配となる予定だ。

出所：MINKABU PRESS