セレスポ、今期経常を一転31％減益に下方修正、配当は1円増額

　セレスポ <9625> [ＪＱ] が11月30日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.1億円→4.2億円(前期は6億円)に31.1％下方修正し、一転して30.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の5.7億円→3.8億円(前年同期は6.1億円)に33.3％減額し、減益率が6.7％減→37.8％減に拡大する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の41円→42円(前期は41円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の案件の中には、入札で決まる高単価のものもあり業績の変動要因となっています。今期は、かかる高額の案件が不調であった為に、そのマイナス分をカバーする努力を重ねて参りました。　一方で、ここへ来て国際的スポーツ大会の準備が本格化してきました。情報を分析、検討の末、今期の不足分を補填するための努力はある程度に抑えて、来期以降のスポーツ大会の準備にシフトするほうが、中期経営計画４に掲げた「最大収益の追求」の実行となり、実際に収益も増えると判断しました。　この方針の変更により、今期の売上高及び利益額は計画を下回る見通しとなりましたので開示いたします。

　　平成32年3月期、平成33年3月期（中期経営計画４の最終年度）は、かつてない大きな成果が予想されています。平成31年3月期は通期では減収減益の予想ですが、当社の収益の8割ほどを占める基本事業の売上については4%ほどの成長を見込んでいます（添付資料参照）。　上記のような見通しで、中期経営計画４の進捗状況も順調と判断できることから、1株当たりの期末配当予想を従来の41円から1円増配し、42円に修正いたします。なお、本件は平成31年6月開催予定の定時株主総会に付議される予定であります。※上記予想は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後のさまざまな要因により、予想数値と異なる可能性があります。