イチネンホールディングスのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ギフトホールディングス <9279> 【2+→2+】
「意欲的な中期計画を発表」
22/10期は、売上高170億円(前年同期比26.3%増)、営業利益15億円(同67.9%増) 、経常利益24億円(同39.7%増) 、純利益15億円(同42.9%増) 、と大幅増収増益で着地した。出店数が当初目標に対して未達であったが売上はほぼ計画通り、経常利益以下は計画を上回り着地した。要因は、客数の増加に加え、22/10期もシフトの適正化や店舗オペレーションの効率化(営業時間が仕込時間削減)、宅配対応の適正化により人時生産性(約3%アップ)を増加させたからである。また、25/10期までの中期計画が発表された。25/10期は出店数・売上ともにジャンプアップされている。特に出店数の増加は大きい(200店舗強増)。これはM&Aを前提とした意欲的な計画である
予想ROE:23.3% PBR:7.6倍、来期予想PER:25.7倍、来期予想EPS成長率:14%株価(1/6終値):4,045円 Fモデルによる理論株価:2,032円(12月26日by山方秀之)
イチネンホールディングス <9619> 【1→1】
「23/3期は計画上振れ20期連続営業増益の公算が大きい」
昨年12月20日に同社へ取材を行った。同取材において、中核自動車リース関連事業におき柱のオートリース契約台数増加が順調だが地方都市での地域密着型営業によりリ―ス化率が低い中小口規模の法人開拓に注力してきたことなどが寄与している、仕入価格安定により燃料販売で想定以上のマージンが得られたことが23/3期上期営業利益計画上振れ要因の一つになったが、先行きは不透明も下期スタート段階ではこの状況が続いている、パーキング事業で上期は売上以上に営業利益が計画を上回ったがコロナ禍で収益体質強化が進んだことによる、合成樹脂事業で前年の反動から悪化を見込む遊技機向けが下期に入り上向いてきている、などの点が確認できた。据え置かれている通期営業利益計画は上振れの公算が大きいとみる。
予想ROE:13.2% PBR:0.6倍、来期予想PER:4.9倍、来期予想EPS成長率:0%株価(1/6終値):1,239円 Fモデルによる理論株価:2,480円(1月5日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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