イチネンＨＤ、前期経常を9％上方修正・最高益予想を上乗せ

　イチネンホールディングス <9619> [東証Ｐ] が4月28日昼(11:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の80.2億円→87.2億円(前の期は75.1億円)に8.8％上方修正し、増益率が6.7％増→16.2％増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の32.2億円→39.3億円(前年同期は38.8億円)に21.9％増額し、一転して1.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　主力の自動車リース関連事業において、リース契約台数が順調に増加したことに加え、世界的な半導体不足に伴い新車生産台数が減少した影響により中古車相場が高騰したため、リース満了車の売却に伴う利益が大幅に増加いたしました。また、燃料販売において、市況価格が安定したことにより利益が増加いたしました。　合成樹脂事業では、主力の遊技機部品事業において顧客からの受注が増加いたしました。　これらの要因により、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益がそれぞれ当初の予想を上回る見通しであります。※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき算出したもので　 あり、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。