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Atlas Technologiesのニュース
*12:29JST Atlas Technologies:Fintech領域に特化したコンサルティング会社
Atlas Technologies<9563>は、国内及び海外のクライアントに対して、決済・銀行・証券・保険関連分野を中心としたFintech領域のコンサルティング及びプロジェクト実行支援サービスを提供している。
同社は独立系Fintechコンサルティング会社として、プロジェクトマネジメントに特化してクライアントの戦略立案から実行までを一気通貫で支援する。継続・追加受注の獲得に伴い、クライアントやプロジェクトのポートフォリオが積みあがっていくリカーリング性(3か月以上継続する契約)を有するビジネスモデルとなっている。また、国内外のクライアントのプロジェクト支援が可能で、実績は米国や英国など10か国以上となっている。業種は、通信キャリア・金融機関・小売企業・総合サービス企業・国際送金企業・国際ブランド企業・カード会社・決済代行会社・総合商社・コンサルティング会社・SIerなどの多くのプロジェクト実績がある。
2024年8月14日に中期経営計画を開示しており、2025年下期から黒字化を達成し、通期での黒字化を目指すことを発表している。また、2028年に売上高50億円以上、営業利益率15%以上を目指す。既存の決済サービスの売上拡大や新規立ち上げ中の銀行・証券・保険サービスの黒字転換への取り組みを推進しており、中長期的には優秀な人材の採用・育成とコンサルティングサービスの高付加価値化を推進することにより、事業全体の収益性を向上させるようだ。
2024年12月期について、上期の売上高は10.1億円、営業損益は1.71億円の赤字で着地した。既存サービス(決済)は予算対比で上振れを継続している一方、新規立ち上げ中のサービス(銀行・証券・保険)においてはクライアント獲得の遅れにより下振れで推移したようだ。ただ、既存クライアントのプロジェクト深耕に加えて、新規クライアントも増加してクライアント数は18社となった。下期においては、新規サービスにおける複数のパイプラインを売上につなげる取り組みを強化し、通年での業績予想達成を目指す。そのほか、新規サービスとして、企業のセキュリティ対策ソリューションの提供を開始した。
通期の売上高は前期比12.7%減の22.6億円、営業損益は3.75億円の赤字を見込んでいる。人件費・採用費の投資を先行し、事業成長ドライバーとなる優秀なコンサルタントの採用を加速させていることが減収減益見通しの要因。ただ、国内大手企業からの銀行・保険・証券分野のプロジェクトの引き合いを複数獲得し、戦略コンサルティング案件の受注も加速している。2024年12月期第2四半期における継続クライアントの売上比率は95.3%で、NTTドコモを除く売上高比率は34.2%。NTTドコモ向けの売上は65.8%と前年同期比の78.2%からは減少しており、NTTドコモ以外のクライアントからの売上が増加している。クライアントの高い継続性と追加受注によるアップセルに引き続き注力し、安定的な業績拡大を目指す。
今後は、今期の先行投資が奏功して来期以降の業績が回復していくかに注目が集まろう。また、同社は、クライアントポートフォリオを多様化させ、持続的な事業成長を実現させることに重きを置いている。Fintech領域を専門とする競合企業は少なく、コンサルタント数の増加・市場規模の拡大に伴って中長期的に成長が続くものと想定されている。そのほか、デジタルソリューション事業の拡大にも努めており、大手通信会社などの既存クライアントのアップセルに加え、新規クライアントの獲得にも取り組むことで収益機会をより一層増加させる可能性もあろう。Fintech領域において日本有数のプロジェクト支援実績を有するコンサルティング・グループとして同社の動向に注目しておきたい。
<NH>
同社は独立系Fintechコンサルティング会社として、プロジェクトマネジメントに特化してクライアントの戦略立案から実行までを一気通貫で支援する。継続・追加受注の獲得に伴い、クライアントやプロジェクトのポートフォリオが積みあがっていくリカーリング性(3か月以上継続する契約)を有するビジネスモデルとなっている。また、国内外のクライアントのプロジェクト支援が可能で、実績は米国や英国など10か国以上となっている。業種は、通信キャリア・金融機関・小売企業・総合サービス企業・国際送金企業・国際ブランド企業・カード会社・決済代行会社・総合商社・コンサルティング会社・SIerなどの多くのプロジェクト実績がある。
2024年8月14日に中期経営計画を開示しており、2025年下期から黒字化を達成し、通期での黒字化を目指すことを発表している。また、2028年に売上高50億円以上、営業利益率15%以上を目指す。既存の決済サービスの売上拡大や新規立ち上げ中の銀行・証券・保険サービスの黒字転換への取り組みを推進しており、中長期的には優秀な人材の採用・育成とコンサルティングサービスの高付加価値化を推進することにより、事業全体の収益性を向上させるようだ。
2024年12月期について、上期の売上高は10.1億円、営業損益は1.71億円の赤字で着地した。既存サービス(決済)は予算対比で上振れを継続している一方、新規立ち上げ中のサービス(銀行・証券・保険)においてはクライアント獲得の遅れにより下振れで推移したようだ。ただ、既存クライアントのプロジェクト深耕に加えて、新規クライアントも増加してクライアント数は18社となった。下期においては、新規サービスにおける複数のパイプラインを売上につなげる取り組みを強化し、通年での業績予想達成を目指す。そのほか、新規サービスとして、企業のセキュリティ対策ソリューションの提供を開始した。
通期の売上高は前期比12.7%減の22.6億円、営業損益は3.75億円の赤字を見込んでいる。人件費・採用費の投資を先行し、事業成長ドライバーとなる優秀なコンサルタントの採用を加速させていることが減収減益見通しの要因。ただ、国内大手企業からの銀行・保険・証券分野のプロジェクトの引き合いを複数獲得し、戦略コンサルティング案件の受注も加速している。2024年12月期第2四半期における継続クライアントの売上比率は95.3%で、NTTドコモを除く売上高比率は34.2%。NTTドコモ向けの売上は65.8%と前年同期比の78.2%からは減少しており、NTTドコモ以外のクライアントからの売上が増加している。クライアントの高い継続性と追加受注によるアップセルに引き続き注力し、安定的な業績拡大を目指す。
今後は、今期の先行投資が奏功して来期以降の業績が回復していくかに注目が集まろう。また、同社は、クライアントポートフォリオを多様化させ、持続的な事業成長を実現させることに重きを置いている。Fintech領域を専門とする競合企業は少なく、コンサルタント数の増加・市場規模の拡大に伴って中長期的に成長が続くものと想定されている。そのほか、デジタルソリューション事業の拡大にも努めており、大手通信会社などの既存クライアントのアップセルに加え、新規クライアントの獲得にも取り組むことで収益機会をより一層増加させる可能性もあろう。Fintech領域において日本有数のプロジェクト支援実績を有するコンサルティング・グループとして同社の動向に注目しておきたい。
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