941円
日本BS放送のニュース
■今後の見通し
1. 2023年8月期の業績見通し
日本BS放送<9414>の2023年8月期の連結業績予想については、売上高12,500百万円(前期比2.0%増)、営業利益1,810百万円(同24.4%減)、経常利益1,810百万円(同24.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,255百万円(同21.5%減)としている。売上高は増収見込み、各利益は2022年8月期の期初計画と同水準を見込んでいる。テレビ広告収入において営業力の強化と良質なコンテンツ開発、効果的な広告宣伝により広告媒体としての価値を向上することで、タイム・スポット収入の増加と周辺事業収入の強化を図る。一方で、費用面については魅力的な番組づくりとコンテンツ開発を行いながら、番組関連費用の効果的な使用とその他の費用の削減に努めることで費用効率をさらに高めるとしている。
2023年8月期計画については慎重に映るが、これは、非放送分野やマルチ展開可能なコンテンツ開発への投資、放送設備機器の更新投資を行うことから保守的に判断しているところがあるだろう。2022年8月期においては、同社が出資したアニメである映画「五等分の花嫁」が興行収入20億円を超え、同映画「ゆるキャン△」も興行収入10億円を超え、増収につながった。もっとも、同社は計画に対しておおむね超過実績を示す傾向にあり、2022年8月期においても各利益段階で期初計画を3割ほど上回っての着地となった。2割超の減益を見込んでいるが、あくまで確度の高い最低ラインの計画であると弊社では考えている。
2. 2023年8月期の新たな重点施策
同社は、中長期戦略のなかで重点施策として5つ掲げている「Value 5」のなかで、1)コンテンツ力の強化、2)コンテンツの有効活用による価値最大化、3)「非放送分野」の拡大、4)セールスメニューの開発強化、5)コラボレーション施策の推進、に注力している。
コスト全般に対して、効率・効果的な使用に対する意識が高い同社であるが、成長力と競争力をさらに強化するためには、ある程度の費用が発生することは避けられないだろう。2022年8月期においては、幅広い視聴者層のニーズに応えたコンテンツジャンルの拡大のほか、新規レギュラー番組・特別番組・配信コンテンツ等の制作強化を行った。
2023年8月期においても15周年記念特別番組を含む多数のコンテンツを放送する。2022年10月改編では「中山秀征の楽しく1万歩!小京都日和」のレギュラー化や、新番組「おやじ京都呑み」を不定期レギュラーで放送するほか、同「なすなかにしのゲームキングダム」がレギュラー放送されている。
アニメ関連番組は40タイトル以上放送する計画であるほか、配信オリジナルコンテンツのテレビ放送や配信イベントの「BS11+」限定アーカイブ配信等の施策を実施する。また、全日本eスポーツ学生選手権大会のほか、世界最大規模のアニメイベント「AnimeJapan2023」への出展を計画している。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<NS>
1. 2023年8月期の業績見通し
日本BS放送<9414>の2023年8月期の連結業績予想については、売上高12,500百万円(前期比2.0%増)、営業利益1,810百万円(同24.4%減)、経常利益1,810百万円(同24.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,255百万円(同21.5%減)としている。売上高は増収見込み、各利益は2022年8月期の期初計画と同水準を見込んでいる。テレビ広告収入において営業力の強化と良質なコンテンツ開発、効果的な広告宣伝により広告媒体としての価値を向上することで、タイム・スポット収入の増加と周辺事業収入の強化を図る。一方で、費用面については魅力的な番組づくりとコンテンツ開発を行いながら、番組関連費用の効果的な使用とその他の費用の削減に努めることで費用効率をさらに高めるとしている。
2023年8月期計画については慎重に映るが、これは、非放送分野やマルチ展開可能なコンテンツ開発への投資、放送設備機器の更新投資を行うことから保守的に判断しているところがあるだろう。2022年8月期においては、同社が出資したアニメである映画「五等分の花嫁」が興行収入20億円を超え、同映画「ゆるキャン△」も興行収入10億円を超え、増収につながった。もっとも、同社は計画に対しておおむね超過実績を示す傾向にあり、2022年8月期においても各利益段階で期初計画を3割ほど上回っての着地となった。2割超の減益を見込んでいるが、あくまで確度の高い最低ラインの計画であると弊社では考えている。
2. 2023年8月期の新たな重点施策
同社は、中長期戦略のなかで重点施策として5つ掲げている「Value 5」のなかで、1)コンテンツ力の強化、2)コンテンツの有効活用による価値最大化、3)「非放送分野」の拡大、4)セールスメニューの開発強化、5)コラボレーション施策の推進、に注力している。
コスト全般に対して、効率・効果的な使用に対する意識が高い同社であるが、成長力と競争力をさらに強化するためには、ある程度の費用が発生することは避けられないだろう。2022年8月期においては、幅広い視聴者層のニーズに応えたコンテンツジャンルの拡大のほか、新規レギュラー番組・特別番組・配信コンテンツ等の制作強化を行った。
2023年8月期においても15周年記念特別番組を含む多数のコンテンツを放送する。2022年10月改編では「中山秀征の楽しく1万歩!小京都日和」のレギュラー化や、新番組「おやじ京都呑み」を不定期レギュラーで放送するほか、同「なすなかにしのゲームキングダム」がレギュラー放送されている。
アニメ関連番組は40タイトル以上放送する計画であるほか、配信オリジナルコンテンツのテレビ放送や配信イベントの「BS11+」限定アーカイブ配信等の施策を実施する。また、全日本eスポーツ学生選手権大会のほか、世界最大規模のアニメイベント「AnimeJapan2023」への出展を計画している。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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