エーアイテイ、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ

　エーアイテイー <9381> [東証Ｐ] が7月12日昼(12:00)に決算を発表。23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比46.4％増の12億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の42.2億円→49.8億円(前期は38.2億円)に18.0％上方修正し、増益率が10.4％増→30.3％増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
　同時に、3-8月期(上期)の同利益を従来予想の18.2億円→23.1億円(前年同期は16.7億円)に26.9％上方修正し、増益率が8.8％増→38.1％増に拡大し、従来の8期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.5％→7.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）第１四半期連結累計期間では、主に上海でのロックダウンが影響し、海上輸送における取扱コンテナ本数は前年同期と比較し減少しております。しかしながら、未だ海上運賃は高い水準である中、グループでの営業努力を積み重ね、顧客へ積極的に物流に係る情報提供を行い、船舶の積載スペースが不足する中でも、新たなサービスメニューの拡充を図りながら、新規顧客の獲得、既存顧客の取引深耕に取り組んでおります。これら取り組みに加え、輸入の海上運賃が米ドル建てであることから、円安の進行によって収益が一段と伸長しております。また、継続してDXへの取組みにも注力しており、顧客へのサービス向上はもちろんのこと、自らの業務効率の改善も図りながら、更なる利益創出に努めております。このような状況から、当初の業績予想を上回る見込みとなったため、2022年４月13日に公表いたしました2023年２月期第２四半期連結累計期間の業績予想及び通期連結業績予想を上方修正いたします。（個別） 2023年２月期の個別業績につきましても、連結と同様の要因により、予想数値を上方修正いたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり 、実際の業績等は今後発生する様々な要因により予想数値と異なる場合があります。