1250円の公募価格に対して、初値4010。
現状は驚くべきことに本日8250円。

取引先はAmazonがその70%超で一極集中しており、バランスが悪いことこの上ありません。

上場前はAmazonとヤマトHDとの交渉次第で、ファイズへの受注が増加すると見込んでいました。昨年12月までの業績は良好であることには違いありません。

問題はファイズの力量以上の株価。
市場は実力以上に評価してしまいました。

新興で直近IPOとは言え『PER115倍、PBR65倍』と超高値圏に足を踏み込んでいます。

既にヤマトの総量規制で当日便の廃止などが報じられており、一時期これらがファイズに流れてくると思いましたが、Amazonでの趨勢は逆の模様に考えます。

予兆なく、突然に為すすべもなく落ちてゆく可能性が高く、暴騰した株価は反動で更に下を目指すことはよくある傾向です。

現在は日々、利食いをしている短期売買者で煽られているのではないかと思われます。
仮に巻き込まれてしまった際には難しいことになるのではないでしょうか。