【買い】ヤマタネ(9305) ＴＰＰ交渉大詰め、コメ輸入枠拡大へ

予想振り返り

TPP閣僚会合への注目度は高かったものの、交渉の内容は原則として非公開ですので、妥結前に関連銘柄を物色する向きは限定的でした。ただ、食料米の輸入が「5万トン」から増えるのはほぼ確実なようです。週明けの動きにも引き続き注目していただければ幸いです。小野山　功

江東区越中島に2.8万㎡の土地を保有

*7/27 追記
■注目銘柄

┗ヤマタネ(9305)

倉庫準大手で米の卸に強みを持ちます。

環太平洋パートナーシップ協定（ＴＰＰ）を巡り、25日（土）から首席交渉官会合が開催されていますが、いよいよ今週28日（火）からの閣僚会合で、ＴＰＰ交渉は大詰めを迎えます。

まずは日米の2国間協議が焦点になりますが、米国がコメの輸入枠拡大を求めており、無税の輸入枠を従来の5万トンから上積みする方針です。

ヤマタネはコメの卸大手で、米国産米の輸入量が増えれば、取扱量増加で収益の拡大が期待できそうです。

また、今のところ株式市場では材料視はされていませんが、同社は江東区越中島に本社と物流施設を持ち、再開発による収益改善の期待が持てる面があります。

ヤマタネの倉庫がある越中島は東京オリンピックの選手村が建設される晴海地区と、目と鼻の先にあります。

隅田川に面した越中島はタワーマンション建設用地として最適で、2020年のオリンピックに向けて再開発期待も高まりそうです。

小野山　功

更新履歴

• 07月27日10:11 *7/27 追記
• 08月03日08:41 振り返り更新