ブックオフＧ、今期経常を39％上方修正

　ブックオフグループホールディングス <9278> が5月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年5月期(14ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の16.5億円→23億円に39.4％上方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の2億円の黒字→トントンに下方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10億円→16.5億円に65.0％増額した計算になる。

　※21年5月期(14ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高については、BOOKOFF店舗においてアパレルの売上高が想定を下回ったことに加え、富裕層向け買取サービスを行うハグオールや、ジュエリーリフォームを行うアイデクトなどの百貨店・大型商業施設内での売上高が、新型コロナウイスル感染拡大の影響により、想定を下回って推移したことで、連結売上高は前回予想を下回る見通しとなりました。　営業利益、経常利益については、第２四半期以降における巣ごもり需要による書籍売上の好調や、時短営業、移動抑制などによるコスト抑制により、BOOKOFF店舗における収益が好調に推移し、前回予想を上回る見通しとなりました。　一方、親会社株主に帰属する当期純利益については、2021年５月12日公表の「営業外費用及び特別損失計上のお知らせ」においてお知らせした、連結子会社・株式会社ジュエリーアセットマネジャーズに係る特別損失（減損損失）の計上により、前回予想を下回る見通しとなりました。　なお、当期の配当予想（１株当たり６円）に変更はございません。