ナルミヤ、前期経常を2.3倍上方修正、未定だった配当は31円実施

　ナルミヤ・インターナショナル <9275> が3月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→10億円(前の期は16.2億円)に2.3倍上方修正し、減益率が73.3％減→38.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.2億円→16.9億円(前年同期は12.5億円)に51.1％増額し、一転して35.1％増益計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は31円(前の期は記念配3円を含む34円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、当社グループを取り巻く環境は依然として不透明でありますが、当連結会計年度における第３四半期以降の業績は、利益面において想定以上に回復いたしました。これは主に、プティマインを中心とした直営店舗の業績回復と年間を通して売上高が前期比大幅増となっているeコマースの躍進、ならびに、コロナ禍における経費削減の結果によるものであります。以上の結果、2021年２月期の連結業績予想は、売上高は公表数値に対してやや未達となりましたが、利益の額において前回公表数値を大きく上回る見込みとなりました。

　連結業績予想において記載のとおり、2021年２月期の連結業績予想は、利益の額において2020年7月16日の公表数値を大きく上回る見込みとなりました。また、当社は株主への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しており、将来の事業展開と自己資本の状況を勘案しつつ、安定的な配当を継続していくことを基本方針としております。これらを総合的に判断し、2021年２月期の期末配当につきましては、１株当たり31円の配当を実施させていただくことといたしました。なお、本件につきましては、2021年５月開催予定の当社第５回定時株主総会に付議する予定であります。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。