ヤマシタＨＤ、今期経常を一転4％増益に上方修正、配当も13円増額

　ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265> が1月8日大引け後(16:00)に決算を発表。20年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の5億8200万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億5300万円→6億3900万円(前期は6億1700万円)に41.1％上方修正し、一転して3.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益は前年同期比86.3％減の5700万円に大きく落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→45円(前期は42円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の4億5600万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3％→2.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期、当社グループでは、地域市場における競争力強化を図るため、中核事業である医療機器販売業の強化・拡大に積極的に取り組んでおります。その効果に加え、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を背景に、高度医療機器や低侵襲治療機器等の主力分野商品の他、設備備品等の情報・サービス分野の売上が増加し、上半期の売上高は期初の予想を上回り順調に推移いたしました。　その結果、消費税率引き上げの影響や診療報酬の改定等、下半期における不確実要因はあるものの、医療機器販売業全体としての通期の売上高が期初予想を上回る見込みとなりました。　利益面におきましても、売上増加に伴う売上総利益の増加により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益が、それぞれ期初予想を上回る見込みとなりました。

　　当社グループでは従来より、安定的な配当の継続を基本方針とし、配当水準として連結配当性向30％を基準としております。　当期連結業績予想の上方修正を踏まえ、上記基準に従い、期末の配当予想を前回公表しております１株当たり32円から、同45円に修正させていただきます。（注）上記の業績予想および配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績及び配当は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。