決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … セブン＆アイ、イオンモール、イオンＦＳ (1月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の1月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ディップ <2379>
　24年2月期の連結経常利益を従来予想の141億円→116億円(前期は115億円)に17.7％下方修正し、増益率が21.6％増→横ばいに縮小する見通しとなった。

▲No.5　いちご <2337>
　24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比27.5％減の58億円に減ったが、通期計画の60億円に対する進捗率は96.7％に達し、5年平均の75.5％も上回った。

▲No.6　タマホーム <1419>
　24年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比54.0％減の31.8億円に大きく落ち込み、通期計画の141億円に対する進捗率は22.6％にとどまり、5年平均の45.0％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2379> ディップ 　　　東Ｐ 　 -20.78 　　1/11　　　3Q　　　　4.61
<2918> わらべ日洋 　　東Ｐ 　 -13.50 　　1/11　　　3Q　　　 35.70
<4763> Ｃ＆Ｒ 　　　　東Ｐ 　 -10.36 　　1/11　　　3Q　　　　5.23
<9216> ビーウィズ 　　東Ｐ　　 -8.79 　　1/11　　上期　　　 76.14
<2337> いちご 　　　　東Ｐ　　 -8.19 　　1/11　　　3Q　　　-27.46

<1419> タマホーム 　　東Ｐ　　 -7.68 　　1/11　　上期　　　-54.03
<6474> 不二越 　　　　東Ｐ　　 -6.12 　　1/11　本決算　　　-18.39
<9381> エーアイテイ 　東Ｐ　　 -5.36 　　1/11　　　3Q　　　-21.93
<7516> コーナン 　　　東Ｐ　　 -3.60 　　1/11　　　3Q　　　 14.02
<7513> コジマ 　　　　東Ｐ　　 -3.28 　　1/11　　　1Q　　　-38.64

<9861> 吉野家ＨＤ 　　東Ｐ　　 -2.75 　　1/11　　　3Q　　　 10.64
<9946> ミニストップ 　東Ｐ　　 -2.16 　　1/11　　　3Q　　　 28.85
<4530> 久光薬 　　　　東Ｐ　　 -1.33 　　1/11　　　3Q　　　 28.13
<7607> 進和 　　　　　東Ｐ　　 -0.69 　　1/11　　　1Q　　　-67.23
<8905> イオンモール 　東Ｐ　　 -0.66 　　1/11　　　3Q　　　　2.25

<3382> セブン＆アイ 　東Ｐ　　 -0.18 　　1/11　　　3Q　　　　4.85
<8570> イオンＦＳ 　　東Ｐ　　 -0.08 　　1/11　　　3Q　　　-39.19

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース