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飯野海運のニュース
*16:25JST 飯野海運---23年3月期は2ケタ増収・大幅な増益、外航海運業が好調に推移
飯野海運<9119>は9日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比35.8%増の1,413.24億円、営業利益が同163.6%増の198.35億円、経常利益が同119.2%増の206.77億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同81.1%増の226.81億円となり、売上高及び各段階利益において過去最高となった。
外航海運業の売上高は前年同期比42.9%増の1,179.77億円、営業利益は同439.8%増の154.40億円となった。大型原油タンカーにおいては、支配船腹を長期契約に継続投入し、業績の下支えに貢献した。ケミカルタンカーにおいては、基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、アジア出しのスポット貨物を積極的に取り込み、運航採算は大きく向上した。大型ガス船においては、LPG船・LNG船共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。また当期末には、LPGを推進燃料とし、温室効果ガスの排出量を削減可能かつ、クリーンエネルギーとして注目されているアンモニアを貨物として積載可能な、同社初の大型LPG船が竣工した。ドライバルク船においては、専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。また、ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船においても、契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努め、夏場以降の市況下落の影響を一部で受けながらも、通期では期初の予想を大きく上回る運航採算を確保できた。
内航・近海海運業の売上高は同10.2%増の105.03億円、営業利益は同15.6%増の5.94億円となった。既存契約を中心に効率配船に取り組み、安定的な収入を確保した。
不動産業の売上高は同5.5%増の129.30億円、営業利益は同8.4%減の38.01億円となった。同社所有ビルにおいては、オフィスフロアが堅調な稼働を継続し、安定した収益を維持した。商業フロアにおいては、感染症の影響を受けたが、一部空室を解消することができた。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターにおいては、文化系催事の需要が回復し、ビジネス系催事においても、配信や収録を利用したイベントに加え、10月以降は対面式イベント需要の回復もみられ、稼働は改善に向かった。フォトスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロにおいては、感染症の影響を受けたが、主力のスタジオ部門は稼働が改善傾向となった。英国ロンドンのオフィスビル賃貸事業においては、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.0%減の1,230.00億円、営業利益が同41.0%減の117.00億円、経常利益が同46.3%減の111.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.9%減の100.00億円を見込んでいる。
同日、期末配当金について、直近の配当予想から1株当たり3.00円増額の38.00円とし、通期で65.00円の配当とすることを発表した。
<AS>
外航海運業の売上高は前年同期比42.9%増の1,179.77億円、営業利益は同439.8%増の154.40億円となった。大型原油タンカーにおいては、支配船腹を長期契約に継続投入し、業績の下支えに貢献した。ケミカルタンカーにおいては、基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、アジア出しのスポット貨物を積極的に取り込み、運航採算は大きく向上した。大型ガス船においては、LPG船・LNG船共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。また当期末には、LPGを推進燃料とし、温室効果ガスの排出量を削減可能かつ、クリーンエネルギーとして注目されているアンモニアを貨物として積載可能な、同社初の大型LPG船が竣工した。ドライバルク船においては、専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。また、ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船においても、契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努め、夏場以降の市況下落の影響を一部で受けながらも、通期では期初の予想を大きく上回る運航採算を確保できた。
内航・近海海運業の売上高は同10.2%増の105.03億円、営業利益は同15.6%増の5.94億円となった。既存契約を中心に効率配船に取り組み、安定的な収入を確保した。
不動産業の売上高は同5.5%増の129.30億円、営業利益は同8.4%減の38.01億円となった。同社所有ビルにおいては、オフィスフロアが堅調な稼働を継続し、安定した収益を維持した。商業フロアにおいては、感染症の影響を受けたが、一部空室を解消することができた。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターにおいては、文化系催事の需要が回復し、ビジネス系催事においても、配信や収録を利用したイベントに加え、10月以降は対面式イベント需要の回復もみられ、稼働は改善に向かった。フォトスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロにおいては、感染症の影響を受けたが、主力のスタジオ部門は稼働が改善傾向となった。英国ロンドンのオフィスビル賃貸事業においては、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.0%減の1,230.00億円、営業利益が同41.0%減の117.00億円、経常利益が同46.3%減の111.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.9%減の100.00億円を見込んでいる。
同日、期末配当金について、直近の配当予想から1株当たり3.00円増額の38.00円とし、通期で65.00円の配当とすることを発表した。
<AS>
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