エスライン、前期経常を33％上方修正、配当も4円増額

　エスライン <9078> が4月28日大引け後(16:10)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→16億円(前の期は10.5億円)に33.3％上方修正し、増益率が13.4％増→51.2％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.3億円→10.3億円(前年同期は4.5億円)に63.5％増額し、増益率が39.1％増→2.3倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の18円→22円(前の期は18円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大が続くなかではありましたが、巣ごもり環境が続いたことにより、食料品や家庭内で使用する衣料品、日用雑貨品等の消費が伸びたため、流通加工業務や配送が増加となりました。また経費面では、幹線運行の再編や集配コースの見直しにより内製化を推し進めるとともに、その他あらゆる経費の削減に取り組んだことにより、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各項目において、前回予想を上回ることが予想されますので、修正いたします。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、事業の効率化および拡大に必要な内部留保の充実を勘案しつつ、安定的な配当の継続と、当社グループの経営成績や経営環境の変化に応じた適切な利益配分を行うことを基本方針としております。　2021年３月期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経営環境は非常に厳しい状況でありましたが、通期の連結業績予想が当初の予想を上回る見通しとなりました。よって、日頃からの株主の皆様への感謝の意を表し、期末配当予想を、前回配当予想から１株につき４円増配の14円とし、中間配当金８円と合わせて、年間配当金は合計で22円とすることといたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は、今後の　 様々な要因によって異なる可能性があります。