エスライン、今期経常を31％下方修正

　エスライン <9078> が2月25日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→11億円(前期は17.5億円)に31.3％下方修正し、減益率が8.9％減→37.4％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の9.8億円→32億円(前期は9.6億円)に3.3倍上方修正し、増益率が1.1％増→3.3倍に拡大し、28期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.9億円→4.9億円(前年同期は8.3億円)に50.3％減額し、一転して40.9％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年３月期の通期連結業績予想につきましては、2020年２月10日に発表しました第３四半期累計期間の業績の状況と、暖冬や消費増税等の影響による消費活動の低迷により貨物輸送量が減少していることなどから、前回発表予想を下回ることが見込まれますので、営業収益、営業利益および経常利益の業績予想数値を修正いたしました。　また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、本日付けの「子会社の固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり、子会社の固定資産の譲渡に伴い、3,993百万円の特別利益を計上したことにより、前回予想を上回ることが見込まれますので修正をいたしました。*上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる可能性があります。