岡県運送、非開示だった今期経常は50％減益、未定だった配当は70円実施

　岡山県貨物運送 <9063> [東証２] が10月30日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比50.1％減の8.7億円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比64.7％減の4.2億円に落ち込む見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は70円実施する方針とした。年間配当は70円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりました。　その後、経済活動は徐々に戻りつつあるものの未だ感染状況の緩和に至っておらず、また今後の寒冷期に向けて感染の再拡大も懸念されており、現時点でウイルスの収束時期を予測することは困難であります。　物流業界におきましても、自動車、鉄鋼、機械部品を始めとした製造業の操業縮小による輸送量の減少により極めて厳しい状況で推移しており、下期にかけて徐々に回復を期待するものの先行き不透明となっております。　そのため、感染拡大の影響は少なくとも今期を通じて続くものと仮定し、荷動きの状況や現時点での入手可能な情報に基づき業績予想を算定したものであります。

　　当社の利益配分につきましては、財務体質と経営基盤の強化を図るとともに、株主の皆様への安定的な配当の継続を基本としつつ内部留保の充実に配慮し、経営環境や会社の業績などを総合的に勘案して決定する方針をとっております。　2021年３月期の配当予想につきましては、上記の方針並びに今期の業績予想を勘案し、期末配当を１株当たり70円とさせていただく予定であります。（注）　業績予想につきましては、発表日現在のデータに基づき作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は今後様々な要因によって予想値と大きく異なる可能性があります。