カンダが大幅５日続伸、第３四半期好決算と期末配当の増額および株主優待の拡充を好感

　カンダホールディングス<9059.T>が５日続伸して一時、前日比９２円（１１．５％）高の８９０円まで買われ、上場来高値を更新している。１日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１５年４～１２月）連結決算が、売上高２７５億３７００万円（前年同期比４．９％増）、営業利益１１億９５００万円（同３２．２％増）と大幅増益で着地したことが好感されている。

　上期に４拠点、第３四半期（１０～１２月）に３拠点の物流センターを新設したことに加えて、国際物流事業が好調に推移したことが寄与した。なお、１６年３月期通期業績予想は、売上高３５０億円（前期比１．５％増）、営業利益１４億円（同１４．５％増）の従来予想を据え置いている。

　同時に、従来８円を予定していた期末配当について、特別配当４円を加えて１２円にすると発表したことも好材料視されている。さらに、１６年３月末時点の株主から、株主優待制度の拡充も発表しており、従来の１００株以上１０００株未満保有で５００円のクオカード１枚の贈呈から、１００株以上５００株未満で図書カード１０００円分、５００株以上１０００株未満で２０００円分に変更。１０００株以上保有でもそれぞれ拡充を発表している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）