第一交通が急反発、滴滴と組んで配車アプリを使ったサービス開始と報じられる

　第一交通産業<9035.FU>が急反発している。きょう付の日本経済新聞で「タクシー配車とライドシェア（相乗り）サービスで世界最大手の中国・滴滴出行が日本に進出する。タクシー国内最大手の第一交通産業と組み、２０１８年春にも東京都内で配車アプリを使ったサービスを始める」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。

　記事によると、滴滴出行は１８年春にも都内で約５００台を滴滴のアプリで配車できるようにし、将来は数千台規模に増やすという。配車サービスは、アプリの地図で出発地と目的地を指定すると、登録している運転手が迎えに来る仕組みで、日本では自家用車の有料配送が「白タク」行為として原則禁止されているため、普及はしていない。滴滴ではタクシー会社と組むことで、タクシー利用客の囲い込みを図る方針のようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）