＜動意株・１６日＞（大引け）＝ファルコム、Ｊトラスト、ケイブなど

　日本ファルコム＜3723.T＞＝後場に入り急上昇。前引け後に、１４年９月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の１９億円から２４億円（前期比３０．４％増）へ、営業利益を同７億５０００万円から１２億円（同６９．０％増）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。９月２５日発売予定の新製品「英雄伝説　閃の軌跡２」の国内・アジア地域の受注が好調なことに加えて、前作「英雄伝説　閃の軌跡」についても同地域での販売が堅調に推移している。

　Ｊトラスト＜8508.T＞＝大幅続伸。同社は１２日、インドネシア預金保険機構が実施した商業銀行の「ムティアラ銀行」に対する公開入札で落札候補者に選定されたことを明らかにした。これに伴い、同行買収が有力となったことを前向きに評価する買いが流入している。ムティアラ銀行はジャカルタに本店を置き、インドネシアに６２支店を擁している。同行は０８年に経営破綻により、特別監督下銀行となり、１４年４月から公開入札が行われていた。Ｊトラストは入札で落札候補者に選定され、条件付株売買契約を締結した。

　ケイブ＜3760.T＞＝後場に入り大幅高。この日、ライセンスを提供するスマートフォン弾幕シューティングゲーム 「虫姫さま（Ｂｕｇ　Ｐｒｉｎｃｅｓｓ　Ｄｕｅｌ）」について、韓国ＮＨＮエンターテインメントが「予約Ｔｏｐ１０」や「フライングガチャ」で事前登録を開始したと発表しており、これを材料視した買いが入っている。

　総医研ホールディングス＜2385.T＞＝ストップ高。同社は１２日取引終了後に、アジア地域への進出支援事業を手掛けるトランスアジア（東京都中央区）と資本業務提携することを発表した。トランスアジアは、主に化粧品会社のアジア地域への進出支援から現地における販売促進支援に至るまで幅広いサービスを提供しており、特に中国では現地販売までの物流インフラや現地での法的手続き支援、化粧品の販売網などで強みを持っている。

　ソースネクスト＜4344.T＞＝大幅続伸。午前１１時ごろに、１２日にソフトバンクモバイルの定額制スマートフォンアプリ使い放題サービス「Ａｐｐ　Ｐａｓｓ」に「シフト勤務カレンダー」と、新作アプリ「Ｐｕｆｆｉｎ　Ｗｅｂ　Ｂｒｏｗｓｅｒ」「Ｔｏｃａ　Ｋｉｔｃｈｅｎ」を提供したと発表している。これにより同社が「Ａｐｐ　Ｐａｓｓ」に提供しているアプリは、全１３タイトルとなり、利用拡大による業績への寄与が期待されている。

　ヒガシトゥエンティワン＜9029.T＞＝一時、ストップ高。７月２５日につけた年初来高値５８６円を上回った。同社は１２日取引終了後に、１２月に創立７０周年を迎えるにあたり記念株主優待を実施すると発表。これが好感されているようだ。９月３０日時点で１００株以上を保有している株主が対象で、１０００円分のクオカードを贈呈する。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）