ほぼ想定通りの決算が発表されたが、おそらく、市場の期待を大きく裏切ったのが自社株買いの規模と中期経営計画の目標数値。アナリスト予想では自社株買いの規模は５００億円程度を想定していたが１００億円にとどまり、新しい中期経営計画の最終年度（２０１８年度）末の営業利益も４５００億円程度を予想する声が大きかったが、会社予想では、４１８０億円。最悪の数字といってよいと思う。理由は設備投資が想定以上に膨らむことでしょう。今後３年間で１．５５兆円という規模はかなり思い切った数字だと思う。半分程度が安全投資だと思われるが、老朽化した駅設備の耐震化工事にはこれでも足らないくらいでしょう。

これは正直、物足りないというレベルでは済まず、外国人による失望売りから１か月以内の下値予想は６８００円とします。これに伴い、長期（今年度末まで）の株価予想も修正し、９２００円とします。
とりあえず、短期は売りでしょう。