太平発、今期経常を67％上方修正、配当も10円増額

　太平洋興発 <8835> [東証Ｓ] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の7.1億円に急拡大し、従来の9.1％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→10億円(前期は3.9億円)に66.7％上方修正し、増益率が53.8％増→2.6倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比25.8％増の2.8億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の33円→43円(前期は33円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の2.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.0％→3.2％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期の売上高につきましては、個別の輸入炭販売単価が上昇していること等により、連結・個別ともに期初予想数値を上回る見込みとなりました。　また、利益面につきましては、個別の輸入炭販売数量が増加することを主因に、連結の営業利益及び経常利益並びに親会社株主に帰属する当期純利益、個別の経常利益並びに当期純利益ともに予想数値を上回る見込みであります。　なお、2023年３月期の配当予想につきましては、同日開示しております「2023年３月期配当予想の修正（増配）に関するお知らせ」をご参照ください。