だいこうは急反落、１７年３月期業績・配当予想を下方修正

　だいこう証券ビジネス<8692.T>が急反落している。２６日の取引終了後、１７年３月期の連結業績見通しについて、営業収益を２６０億円から２３３億円（前期比２．８％減）へ、営業損益を７億円の黒字から収支均衡（前期２億１５００万円の黒字）へ、最終損益を５億５０００万円の黒字から３０億円の赤字（同２５００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　マイナンバー事業が大幅に下振れたほか、株式市況の低迷に伴うバックオフィス業務の減少などが要因。また、マイナンバー関連サービスの業務体制の見直しにかかる費用などについて、特別損失を計上する見込みであることから、最終損益の修正幅が大きくなったとしている。

　同時に、従来、各７円５０銭を予定していた中間・期末配当について、４円に引き下げると発表しており、これも売り材料視されている。なお、年間配当は８円（従来予想１５円）となり、前期の１５円に対して７円の減配となる見通し。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）