九州リース、前期経常を一転6％増益に上方修正

　九州リースサービス <8596> が5月6日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→37.5億円(前の期は35.3億円)に17.2％上方修正し、一転して6.0％増益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の21億円→18.7億円(前の期は23.7億円)に10.7％下方修正し、減益率が11.6％減→21.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.7億円→17.2億円(前年同期は17.9億円)に46.8％増額し、減益率が34.4％減→3.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)通期連結業績予想の修正の理由　2021年３月期業績につきましては、不動産をはじめとしてファイナンス、環境ソリューションなどのコア事業が増収となったことにより、増収増益となる見込みであります。また、下記のとおり減損損失（特別損失）を計上する見込みであります。なお、繰延税金資産の回収可能性を検証した結果、税金費用が減少したため、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては1,875百万円を予想しております。(2)通期個別業績見込みと前期実績値との差異の理由上記の通期連結業績予想の修正理由と同じです。