下げに下げた消費者金融株。
数年前までは、「プロミス・アコム・武富士」の「消費者金融御三家」が1万円以上の株価だったことを考えれば無残としか言いようがない。実に1/10～1/20以下まで下落してしまったのだから誰もがこりごりで手を出しずらい銘柄と考えるのは、無理もありません。グレーゾーン金利の返済問題。貸金法改正に伴う、いろいろな規制等々。貸金法改正は、消費者金融を潰すためにある法律だと誰かが言いました。それは、一理も二理もあると思います。

しかし、お金を借りたいと思っている人がいなくなることは、ないのです。
銀行は、「晴れの日に傘を貸すが雨の日には、傘は貸さない」ということは、誰もが知っていること。また、中小の貸金業者は、今回の法改正で淘汰されてしまいます。これら消去法にて探っていくと消費者金融で生き残れるのは、大手金融機関の後ろ盾があるアコム・プロミス、そして独立系ではあるが財務基盤が他社に比べてしっかりしている武富士ということになります。