りそなＨＤは３日続伸も上値重い、ＳＭＢＣ日興は「２」に引き下げ◇

　りそなホールディングス<8308.T>は３日続伸。全体相場が上昇するなか同社株も値を上げているが、買い一巡後は上昇幅を縮小し、上値は重い展開となっている。ＳＭＢＣ日興証券では１９日、同社株の投資評価を「１」から「２」へ引き下げ、目標株価は７４５円から６５０円に見直すなど慎重評価が出ている。

　みなと銀行<8543.T>、関西アーバン銀行<8545.T>、近畿大阪銀行の地銀３行を来春に経営統合しりそなＨＤの連結子会社とすることを発表しているが、同証券では「税効果・負ののれんをはじめ考慮すべき特殊要因は多岐にわたる」と指摘。会社側では２０年３月期の連結純利益は３行の統合抜きで１６５０億円を見込むが、同証券では「統合込みで約１６５０億円」と予想。バリュエーション面ではやや割安だが、短期的なカタリストには欠けるとみている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）