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大分銀行にまた業務改善命令　着服、情報紛失が相次ぎ

2007年6月25日 19時47分

　九州財務局は２５日、行員による着服や顧客情報紛失などの不祥事が相次いでいる大分銀行（大分市）に対し、昨年１１月に続き、再び業務改善命令を出した。地方銀行が１年以内に２度の業務改善命令を受けるのは極めて異例。

　財務局は「現金管理が極めてずさん」「監査手法がずさんで不祥事を看過している」などと厳しく指摘し、経営管理と法令順守の態勢確立を求めている。

　記者会見した大分銀の小倉義人頭取は「改善計画を実行している最中に再び業務改善命令を受けたことを深く反省している」と謝罪。「頭取としての進退をかけて不祥事のない銀行にしていきたい」と話した。

　同行は昨年１１月、行員による預金不正操作などで、九州財務局から業務改善命令を受け、同１２月に改善計画を提出。しかしその後も不祥事が相次いでいた。
（共同）