三重銀が急動意、サミット関連で超低ＰＢＲに上値思惑膨らむ

　三重銀行<8374.T>が急動意、寄り付きカイ気配で始まり２１円高の２９８円で寄り付いた後も利益確定売りをこなし４％高を超える水準をキープしている。三重県北部を地盤とする三井住友系の地方銀行で、ＰＢＲが０．３倍台と際立って割安水準に放置されていることもあって上値の伸びしろが大きいとみた短期資金の買いを誘導している。来年、日本での主要国首脳会議（サミット）が、三重県の伊勢志摩で開催されることが決定、これが物色人気に火をつけた。地方創生関連としての側面や地銀業界再編の思惑のなか、新たな台風の目となる可能性も指摘されている。

三重銀の株価は１２時３０分現在２８８円（△１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）