【売り】静岡銀行:「三空踏み上げ」勝率59%の売りシグナル
【要旨】
直近は大幅に株価が伸びていますが、10月28〜31日のチャートの形は売りに有利。統計的にも売りが優勢の状況なため、短期的な調整が期待できます。
【株式会社静岡銀行とは?】
銀行業。地王銀行。静岡を地盤とする。自己資本比率高い、安定経営を強みとする。
【最近のトピック】
経常利益予想コンセンサスが10月中旬、2.8%上昇しました。一方、レーティングコンセンサスは3.1のまま継続となりました。コンセンサス予想は会社予想値と比較するとやや弱気となっています。
【どんな値動きをしているの?】
2014年以降は横ばいの展開が続いており、株価は900〜1,200円のレンジを行き来しています。直近は上昇が続いており、5日間の上昇率は13.96%に上り、三空踏み上げという「過剰な価格上昇」ともとられるチャート形を形成しました。
【ここがポイント!】
2000年〜2014年のチャートの形状を分析、その中でも買い材料となったポイントを2つご紹介します。
(1) 三空踏み上げ
10月28日以降に形成されたチャートの形は、「酒田五法」の1つである三空踏み上げを形成。これは強烈な売りシグナルとなっており、統計的にも実証されています。短期的には、売りが強くなる見込みです。
(2) 直近5日間の上昇率
ここ5日間の株価の上昇率はやや過剰なほど大きい状態です。上昇率は13.96%にも上り、ここ一年のレンジの最上部(1,200円)近辺にまで株価が近づいてきました。
【まとめ】
以上の理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めましょう。
【留意点】
統計的に優位ではありますが、続騰となる可能性があるためロスカットは必須です。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。
【統計解析の結果の概要】
利用した戦略:酒田五法「三空踏み上げ」
検証期間:2000年1月4日~2014年10月31日
取引回数:374回
対象市場:東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
売買手法:寄成売り→5営業日保有後、引成買い
勝率:58.29%
勝ちトレード平均利益:+9.18%
負けトレード平均損失:-5.35%
平均損益率:+3.12%
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