ＭＶ中部、今期経常を12％上方修正・最高益予想を上乗せ

　マックスバリュ中部 <8171> [名証２] が1月11日後場(15:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比38.4％増の28億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の34.3億円→38.3億円(前期は31.9億円)に11.7％上方修正し、増益率が7.4％増→19.9％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.8億円→17.8億円(前年同期は20.5億円)に28.8％増額し、減益率が32.5％減→13.0％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比14.0％減の7.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の2.0％→1.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結累計期間におきましては、３店舗を新規出店するとともに、既存店の改装を１１店舗で実施しました。商品政策については、生鮮・惣菜部門の強化に取り組んだ結果、売上高既存比は前年同期比１０２.７％と当初計画（１００.５％）を上回り、荒利益率も２５.８％と前年同期比０.３ポイントの改善となりました。また、経費構造改革を継続して推進し、販売費及び一般管理費は当初計画内で推移しました。連結子会社については、永旺美思佰楽（江蘇）商業有限公司及びデリカ食品株式会社ともに、営業利益が計画を上回って推移しました。　第４四半期についても現状の業績動向が継続する見通しであることから、平成２９年２月期の連結及び個別の業績予想を修正いたします。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は今後の様々な要因によって業績予想数値と異なる結果となる可能性があります。