トーホー、今期経常を70％上方修正、配当も10円増額

　トーホー <8142> [東証Ｐ] が9月5日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年1月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→23億円(前期は1.7億円)に70.4％上方修正し、増益率が7.6倍→13倍に拡大する見通しとなった。
　同時に、2-7月期(上期)の連結経常損益も従来予想の5億円の黒字→14億円の黒字(前年同期は7.3億円の赤字)に2.8倍上方修正した。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の5円→10円に大幅増額し、下期配当も従来計画の5円→10円に増額修正した。年間配当は20円(前期は5円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年1月期第２四半期連結累計業績予想および同通期連結業績予想につきましては、当第１四半期連結累計業績を踏まえたうえで見直しを行いましたが、業務用食品卸売事業を中心に想定を上回る業況の改善が進み、前回予想に比べ増収、増益となる見通しとなりました。そのため、2023年１月期第２四半期連結累計業績予想および同通期連結業績予想を上記の通り修正いたします。なお、当下半期の見通しにつきましては、前回同様にウイズコロナが社会全体でさらに浸透し、当社グループの主要な販売先である外食事業者の経営環境も緩やかに回復して一定の落ち着きを取り戻すものの、電力価格の上昇等当初見通しを上回るコストアップや一部事業の業績回復が遅れている点を考慮して算出しております。

　当社は、事業活動を安定的に継続する上で維持すべき適正な資本構成を勘案し、ネットＤＥレシオ（純有利子負債／純資産）が0.7～0.9倍程度で推移する状況において、中期的に配当性向40％程度を維持する方針の下で安定配当を実施しております。2023年１月期の配当につきましては、上記に記載のとおり、第２四半期累計で親会社株主に帰属する四半期純利益が前回予想を上回る見通しとなったことから、2023年１月期第２四半期末配当を10円、期末配当を10円にそれぞれ修正することといたしました。これにより、１株当たり年間配当金額の見込みにつきましては、10円から20円といたします。今後も継続的な企業価値の向上に努め、財務体質の強化と将来の事業展開並びに投資計画等を勘案し、内部留保および利益配分を決定してまいります。