シナネンＨＤ、今期経常を12倍上方修正

　シナネンホールディングス <8132> [東証Ｐ] が3月31日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→12億円(前期は32.7億円)に12倍上方修正し、減益率が96.9％減→63.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.2億円→16.2億円(前年同期は29.4億円)に3.1倍増額し、減益率が82.2％減→44.9％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　主力のエネルギー事業において、直近の原油価格の低下に伴い、主力の石油事業を中心に販売単価が下落しており、売上高が前回予想を下回る見込みです。　一方で、営業利益・経常利益については、電力事業において競争力の高い相対電源の調達を行ったこと、法人向け電力販売の価格改定を実行したことに加えて、LPガス事業において棚卸資産の在庫影響があったことなどにより、前回予想を上回る見込みです。　また、親会社株主に帰属する当期純利益については、上記経常利益の増加に加え、以下２に記載の通り、投資有価証券の売却による特別利益の計上に伴って、前回予想を上回る見込みです。２．投資有価証券売却益（特別利益）の計上について（１）投資有価証券の売却理由１月31日に開示いたしました「特別損失・特別利益の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」の通り、政策保有株式の売却により資産の効率化と財務体質の強化を図るため。（２）投資有価証券売却益の発生年月2023年３月（３）投資有価証券売却の内容１売却株式　当社が保有する上場有価証券 ４銘柄２投資有価証券売却益　965百万円（注）上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は、今後様々な要因によって上記数値と異なる可能性があります。