明和産が逆行高、好業績プラス材料株素地に着目

　明和産業<8103.T>が逆行高、東証１部値上がり率上位に買われている。材料株素地に富み、１２年前半には特定資金の買い攻勢が取り沙汰され、株価は２００円絡みから８８８円の高値まで駆け上がった実績を持っている。化学品と合成樹脂、建材を中心に扱う三菱系の中堅商社で、特に炭素製品分野で強みを持っている。１４年３月期経常利益は前の期比１２．０％増の３２億円と期初見通しを増額している。１５年３月期も潤滑油販売が国内外で好調で利益続伸が濃厚だ。また、現在、電力供給面に不安を抱える中国では原発建設がハイピッチで計画されており、原発向けタービンローターの拡販に伴い同社のビジネスチャンスが期待されている。

明和産の株価は１２時５７分現在４３０円（△２４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）